Interview先輩紹介
ベンリー柳井店
2020年入社
宮正 布院
年輩の方をはじめ地域への貢献を考えて入社しました
私は幼少時代から両親が忙しく祖父母と過ごす時間が長かったこともあって、「将来は年輩の方々の力になれるようなことがしたい」という思いで福祉系の大学を選びました。就職活動では直接福祉の仕事に携わることも考えましたが、ちょうど「ベンリー」などの事業を行なっている当社のことを知り、いろいろなかたちで年輩のみなさんをはじめ広く地域の支えとなって働けることに強い魅力を感じました。会社説明会での雰囲気や対応してくれた社員の人柄にもひかれましたし、後日、会長や社長と話をさせてもらったときに「ここなら成長できる」と思えたのも入社する決め手の一つになりました。
現在は当初の希望どおり「ベンリー柳井店」に配属され、柳井を中心に周辺の市町まで出かけ地域のみなさんのお困りごとに対応させてもらっています。草刈りや引っ越しのお手伝い、ハウスクリーニング、水回りの修繕など仕事内容は多岐にわたりますが、お客様から直接「ありがとう」という気持ちを伝えてもらえるのはうれしいですし、「もっとお役に立てるようにあれもできるようになろう」という気持ちにもなります。
失敗もありますが、それだけできることも増えました
「ベンリー」での仕事は、お客様から相談の電話をいただくことから始まり作業を終えるまですべて一人で行うことも少なくありません。それだけに無事仕事が終わったときには達成感も大きくなるのですが、失敗もしてきました。
たとえば、広いお庭の草刈りをお願いされたときのこと。遠方にお住まいの方で作業前のやり取りは電話やメールだけだったのですが、作業しなければならない範囲が私の理解よりも実際は広く、あとから「ここからここまで草刈りできてないじゃない」と指摘をいただきました。これは完全に確認不足でした。
また、キッチンまわりの掃除を依頼された際、作業後に「これって、これくらいにしかきれいにならないの?」とがっかりされたこともありました。お客様は新品同様にきれいになると思われていたようなのです。これも私が事前に「このような場合はこの程度の作業になりますがよろしいでしょうか?」と十分に説明できていなかったのが原因でした。
どちらも入社してすぐのことで最終的には先輩にフォローしてもらいながら作業をやりなおし、お客様には満足していただけましたが、不快な思いをさせてしまったのは申し訳ないことでした。そうした反省をもとに、その後はお客様に対し、事前にしっかりと時間をかけ、なるべく専門用語なども使わずに説明することを心がけるようになりました。
考えることは必要でも、けっして悩みすぎないこと
仕事をするうえで大切にしているのは、悩みすぎないことです。一人で考えて解決方法を見つけられることもありますが、周囲を頼って考え出したほうが早くよい答えにたどり着けるからです。私は考えすぎず悩みすぎないように自分で時間を決めておいて、それでも結論が出せないときは上司や先輩に相談するようにしています。
今でこそどんな仕事でも自信を持って取り組めるようになりましたが、入社してすぐは高額の作業依頼にはおじけづくようなこともありました。外壁塗装のご相談や整地を含めた防草シートの施工など、当時は経験も少なく自信がなかったからかもしれません。それでもネットなどで調べたりするだけでなく、上司や先輩、さらには知り合いの業者さんなどにも積極的に相談するようにしたことで、自分でできる範囲なのか専門の業者さんにお願いしなければならないのかなど、いろいろ判断できるようになりました。悩みすぎないことがよかったのだと思います。
また、このような経験を踏まえ、私も後輩に対して相談してもらいやすい環境が作れるように、仕事以外でも積極的にコミュニケーションを取るようにしています。
自分の芯にあるのは何かを考えて選んだのがこの仕事でした
就職活動では「自分が本当にやりたいことは何か?」をよく考えることが大切なのではないかと思います。実は私は、高校生の頃には警察官や市役所などで働く公務員をめざしていました。しかしふと、警察官や公務員になったとして「じゃあ、何がしたいのか」「何を目標にしたいのか」などまったく見えない自分に気づいたのです。そこであらためて考え直してみたのですが、自分の芯にあったのは「年輩の方への恩返し」でした。この芯をもとに大学を選び、そして就職先を選んだ結果、少しずつではあるものの「年輩の方への恩返し」を実現できているのではないかと思えるようになりました。
これから先、資格を取るなど業務の幅を増やし、ゆくゆくは会社の中心的な存在となって新しく入社してきた人たちのサポートをしたり、現場での経験などを伝えたりできればと考えています。ちなみに、プライベートではバイクツーリングも好きなのでいつかバイクガレージ付きの家を建てたいという希望もありますが、それはまったく未定の話です。
一緒に働く仲間に感謝の気持ちを伝えるサンクスカード
人から何かしてもらったら感謝を伝える。
これはあたりまえのことですが、タイミングを逃してしまうこともあります。
そうしたときに、あとからでも感謝の気持ちが伝えられるように当社では「サンクスカード」が導入されています。スマホアプリを使って気軽にお礼が伝えられるので、中には1ヶ月に100枚以上のカードを送る人もいれば、多くのカードをもらっている人もいます。
社内に感謝の輪が広がり、それがコミュニケーションの円滑化にもつながっていると思っています。